ワークショップの参加者の共通体験をきっかけとし、その体験下で心に残った本の一文、目に留まった記事、記した言葉などを壁に貼り、その記憶を一面の壁として仕上げるプロジェクト。



各々が貼った記事や文章の上から和紙で覆うことで、参加者の記憶の集積が一つの”色”として立ち現れてきます。


参加者が時を経て再度訪れた時、訪問者がこの壁と対峙した時、建物を通してどんな対話が生まれるでしょうか。
建物は、人々の営みの記憶を宿しながら存在感を強めるという側面がありますが、本企画では、その一つの表れ方として、建物の価値についての問いかけを試みています。
